トモの頑張ってます!!

ダイエット、筋トレ、ストレッチ、読書、音楽について書いてます

今日はお勧め本。哲学です。

おはようございます。
トモです。

今日は読書のお勧めの日。
ソクラテスの弁明・クリトン」です
哲学の本ですが僕はこれが一番わかりやすかった
です。で読んで腑に落ちたのはクリトンです。

ソクラテスが殺される前夜に助けようと友人が
来るのですがそのやり取りが書かれています。
ソクラテスが助けようと友人に説得されますが
彼が自説を曲げずに敢えて死を選ぶ問答は読んで
納得というか僕でも説得できないなぁと読みながら思いました。

薄い本なので読みやすいですし信念がある人は
言葉も力強い。僕なら逃げてしまうだろうが彼は
自説を曲げることなく逆に友人を説得してしまう。

ソクラテスは自分の著作は残していないのですが
これを読む限り立派な人だったことは分かります。
ソクラテスの弁明の方はイマイチピンときませんでした。

まぁこれは読む人によりけりだと思います。
薄い本なので値段も600円弱でリーズナブル
です。人は自分が危機に陥った時に本性が
出るんだなぁと実感しましたね。僕も正しい事には胸を張って堂々としたいものです。

どうしても気が弱いせいで上司には気を使って
白を黒と言ってしまうことがままあってもっと強くならなければと改めて思います。

哲学の本でもう一つ紹介。
「14歳からの哲学」(池田晶子著)です。

哲学エッセイと言われてましたがなかなか読んで
面白かったです。14歳からのと書いてあります
が50過ぎた僕にも読んで得るところがままありました。

それぞれ答えは書いてません。
こういう考え方もあるよと提示してます。
例えば人を殺してはいけないのは何故か?
戦争だったら殺しても罪には問われないだろう
し逆にいけないのは殺したら家族が悲しむからとか色々提示してます。

この本は多角的にものごとを考えましょうという
本だと思います。14歳じゃなくて何歳の人が
読んでもいい本ですね。著者は若くして亡く
なってしまいましたが何冊か本を残してます。でもやっぱりこれが一番僕は好きですね。

哲学は学ぶのではなくどう考えるかということ
を訓練する学問だと思います。
他の哲学の本は僕の頭では小難しい言葉で書か
れてて全く頭に入りませんでしたが上記二冊は
よく分かりました。読んでスッキリです。

哲学も実生活でどう生かすかが問題であって
どう生きるかは自分で考えましょうという
スタンスが多いですね。読んで思うのは宗教と
同じで私の主張が正しいと自説をいう人が多いのがイマイチ気に食わないところ。

宗教も自分の信じる神が正しいというのと同じ
ように見えます。正直哲学は宗教と違って実生活
にどう使えるのか分からなくてあまり必要とは
思われないです。僕としては。
もっと生き方や考え方はシンプルであるべきだと思う。

正しく生きて人生を全うできればいいのでは
ないかと思うのだがそんな単純な話では人は満足できないらしい。

もう一つ哲学ではないのですがお勧めとして
「人間とは何か」という本があります。

人間は機械であるという老人とその説はおかしい
という若者の問答が小説で書かれてますが老人の話に反論できませんでした。

人間は有機体だから機械ではないのは確かなん
ですがそういう話ではなく若者の言い分に一つ
一つ答えていく様は反論できなくなっていくことになる話。

これも読んで老人の言い分に反論できません
でした。少なくとも僕の頭では老人にここが
間違ってるという余地が見つけられなかったですね。

まぁだから面白くあるのだけれども。
全てに共通しているのは相手の話の上げ足を
取るのではなくここはこういう意味だからこう
言うのだと説いてるところ。決して自説を押し付けてはいないのがいいところです。

概して哲学は自説を振り回して相手をやり込め
ようとすることがままありますが以上に紹介した
本では一つ一つ丁寧に反論して相手が納得する
まで書いてあるのが特徴です。14歳からの哲学以外は。

今までいくつか哲学の本を読みましたがどれも
難解ないい回しで何を言いたいかさっぱり分から
なくてイライラすることが多かったのは訳者が
読みにくい表現にしてるのかはたまた著者が自説を難しい言葉で言って自己満足したいのかと思いました。

だからまだ宗教の方がすんなり納得できる
ところがあります。哲学は表現が難しいのが
多いのと著者によって言うことが違うので正しい
のは誰が言ったものかが分からない点が気に食わないところですね。

理解できないのはまだまだ自分の理解力が乏しい
せいだというところでしょうか。
だから他の哲学書も時が来れば分かるかと思い
売らないでとってあります。

物事を考えるのは楽しい作業かもしれませんが
相手に分かるように説明できる大きな度量が欲しいところです。

哲学はもっと実生活に生かせるべく学びたい
ところ。でもそうすると宗教臭くなりそうなの
で敢えて哲学と宗教は離して考えてるのかもしれませんね。

哲学といえばギリシアを思い浮かべますが神々
も考えてる場合が多いですね。
道徳観は神の存在も一緒に考えてしまうものなのかなと思います。

物事を論理的に考えるのはいいですけれども
人間の存在意義とかになると神の存在を抜きに
することができなくなる。ここが人間の哲学の
限界なのかなとも思う。僕は単純なので人生を
有意義に生きられればそれでいいと思うので
難しく考えなくてもいいのにと思ってます。
やはり魂とかは感じるものであって考えてはいけないような気もします。

何か参考になれば幸いです。