善悪について。

おはようございます。
トモです。

今日は土曜日。
これから毎週土曜は生き方について書こうかなと
思ってます。
神とか善悪とか。

さて善悪の判断について書こうかな。
人は悪いことをしてはいけないと子供の時から
言われて育つ。それは悪いことをしたら天や神が
怒るからという理由が多いと思う。

あるいは良心が痛むからという理由もあるだろう
ではもし神がいなく良心も痛まなかったら悪行を
してもいのだろうか？
それをこれから考えてみたい。

なぜ悪いことをしてはいけないのだろうか？
そんなこと当たり前じゃないかと言われそうだが
果たしてその理由を神の存在や良心の存在無しで
いえる人はどれくらいいるだろうか。

最近何かのニュースで読んだのだが教師が生徒に
人を殺してはいけないのは何故かと問われて答え
られなかったという。そんなこと当たり前だと
いう理由ではダメな時誰が答えられるだろうか？

戦争だったら人を殺しても罪には問われないだろ
うし犯罪を犯して死刑になった人は殺されてしま
う運命だ。

武士道という本があるがこれは新渡戸稲造が書い
た本だが海外では道徳はキリスト教など宗教を軸
として教えるのに対して日本は宗教では学校で
道徳を教えないことにびっくりしたから書いた。

そこでどうやって日本人は今まで道徳を教えて
きたのかを書いたのが武士道というわけだ。
神が人の位置を教えるという海外に対して日本人
は武士という人間の立場から道徳を教えたという
歴史がある。

言いたいのは自分がされて嫌なことを他人にする
のはよくないということ。
これが分からない人は人間的にどこか欠陥がある
のだと思う。

さて神がいないとして良心も除外して道徳を教え
られるだろうか。
人は悪いことをしてはいけない。
何故か？

神がいないとしたらどう教えばいいのだろう。
魂、あるいは良心も除外したとしたら教えるのは
難しい。
当たり前のことが逆にネックになってる。

悪いことをしたら法律で罰せられるからという
のもあるから法律も無しと考えてみる。
とすると悪いことをしたらあの世で地獄に落ちる
という理由があるかもしれないのであの世の存在
も除外する。

すると悪いことをしても何ら罪に問われることは
ないことになる。中国に昔盗跖という悪人は
大悪人で人を殺してなますにして食ったり強盗し
て金持ちになり長生きして幸せに暮らしたという

それに比べ孔子の弟子の顔回という聖人は貧乏で
食べ物も質素で孔子も弟子として期待してたのだ
が短命で人生を終えてしまった。

このことから人の生き方は理不尽ではないかと
いうことが書物に書いてあった。
ただ盗跖は悪人としてずっと後世まで言われるの
に対して顔回は聖人として名を遺したからいいの
でいいのではないかというが納得できない。

これでは結局正しく生きても天は幸福な人生と
生き方は比例しないということになってしまう。

何故人を殺してはいけないかと先に書いたが
答えは哲学的に考えると両方書ける。
殺していい理由は安楽死もそうだし復習、戦争
死刑、介護の限界など色々書ける。

逆に殺してはいいけない理由は自分がされたら
嫌だから、家族が悲しむから、良心が痛むから
など色々これもまた書ける。

人は何故正しく生きなくてはいけないのだろうか
神がいるかどうかは誰も証明できないだろうし
聖書でも預言者には見えるが他の人には見えない
から大多数の人は神について信じるかどうか
あやふやだ。

ちなみに旧約聖書では神も怒れば簡単に人を
殺してます。
果たしていいのだろうかと思ってしまう。
何とも切ないです。

聖書ではそうなら仏教はどうだろうか。
仏陀は死後のこと、世界は有限か無限か、魂に
ついては答えなかったそうだ。
答えられなかったのではなく優先順位として
先にやることは正しく生きることだからだそうだ

孔子も論語で神や心霊的なことには言わなかった
孟子は人間の根本は善だというが荀子は人間は
放っておくと欲のままに悪いことをするので
正しく導く必要があると説いてる。はたまた人間
は善も悪も人によりけりだといく説もある。

色々書いてみたが根本の何故正しく生きないと
いけないのかについては天や神の存在なしでは
説明するのが難しい。

キリスト教も神の存在無くしては成り立たないし
神ありきで話を進めてしまうと危うい気がする。

何故なら神がいないなら何をしてもいいことに
なってしまいますから。
幸福に生きるためには正しいことをするしないは
関係ないのかもしれない。

今日はこの辺で。
何か参考になれば幸いです