今日は読書の日。孟子。荀子。
おはようございます。
トモです。
今日は読書のお勧めの日。
四書の一つ「孟子」です。
性善説だという人間は元々善だという考え方。
誰でも子供が落ちそうになったらハッとして手を
伸ばそうと悪人でさえそうするだろうから元々は善だといってる。
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あとは王との対話が主です。
儒者は政治に対して王に忠告するのですがなか
なか欲が取れないのか王は孟子の言うことを聞か
ないのはヤキモキします。
人の生き方でどう生きるかを王にも言うのですが
立場が高くなると傲慢になるのかなとも思って
しまう。人の性ですね。
人の欲は限りがないですから。
自分も今貧乏ですが宝くじが当たったら会社
辞めてダラダラしそうで怖い。。。
こういう風だから宝くじが当たった人が転落
人生を送る話ばかり出るんだろうな。
孟子は散々王に忠告するのですがたまには王も
納得することもあります。
やはり人や動物を憐れむところは褒めてましたね
人を動かすには忠告だけでなくたまには褒め
ないとダメだと思います。
山本五十六もやって見せて言って聞かせて褒めて
やらねば人は動かじと言ってたけれどもホントにそうだと思う。
厳しいだけじゃダメですね。
アメと鞭の話もある通り時に応じて使い分け
ないと。人間の本性は善であってほしい。
さてその逆に人間の本性は悪だという性悪説の
「荀子」があります。
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人は放っておいては悪いことをするので小さな
時からいい習慣を身に付けるようにすべきだという説。
僕としてはこっちの方がしっくりくる。
人間には欲があるから周りに気を使うような場所
から離れると平気で悪いことをすると思う。
中国でも賄賂を受け取るように言われた人が
天知る、地知る、我知る、人知るといって受け
取らなかったという話がある。
誰も知らないと思っていてもこの４つが知ってるのだと。
神と天と自分とあなたが知ってるのだよと。
確かにそうですよね。
自分に正直に生きるのが一番いい生き方なのだろう。
ただこれも度が過ぎると「荀子」がいうように
ワガママになる場合があるから性悪説は今の世に
マッチする気がする。今の世は聖人は出ない気が
する。文明は進んだけれども心は全く昔から変わってないですね。
人間は宗教に頼るのも心が弱いからそうなるん
だろうと思うがそこに目を付ける悪人が後を
絶たない。だから聖書で貧乏人は持ってるもの
まで取られるというのだろう。
色々説があって人間は善でも悪でもないとか数え
たらきりがないですが有名なのはこの二人ですね
ただ四書に選ばれた孟子は人間の根源は善だと
いうのがいいものだから入ってる気がする。
人間の性は悪だと言われたら気分悪いですしね。
キリスト教では原罪といって生まれながらにして
人間は罪をもって生まれてるというので神の存在が大事になる。
へりくだるのはいいかもしれませんが神は絶対的
な存在で人間は原罪を背負ってるからダメだと
思いたくはない。不完全だけれども完全でないか
らみんな努力して人生をよくするよう頑張る姿が美しいと思う。
完全な人間ばかりだったら誰も人を思いやる
必要もなくなってしまいます。
不完全だから世界は美しくなる気がする。
一応これで４書の「論語」「大学」「中庸」
「孟子」の紹介は終わりました。
どれも読めば人として当たり前のことばかりだ
なぁというのが僕の率直な感想で特に学ぶ必要も
ない気がしました。
でも人として当たり前のことが当たり前にでき
なくなる状況が起きるものです。
震災や争いなどの時にこの本の通りにできるかと
いえば自信がない。
だから普段から覚えておくべきなんだろうなと
思います。自分が災難に見舞われて人から非難を
受けたとき当たり前の行動がとれる人は少ないです。
だから４書に書かれてることが重要なんでしょう
ね。自分が不幸になったとき周りに八つ当たり
せずに自ら反省して正しく生きる努力をできる
ようにしなくてはなりません。
古典というのは温故知新というように古いこと
から学んで将来に生かすのが重要なのでしょう。
昔の聖人たちも正しく生きてても非難されてきましたね。
これはどの時代も人でも同じでした。
聖人としての位が高いほど非難する人も多いと
いう感じ。キリストは殺されてしまうし聖人は
人生では恵まれない最後が多いことがままある。
孔子も政治に携わることが本望でしたが結局その
願いは叶いませんでしたね。
現実と理想はなかなか一致しないものなのかなと思います。
ただ生き方は多いに学ぶことが多々あるので後は
実生活でどう生かすかが問題です。
言うは易し、行うは難しです。
僕も反省しつつ聖人にはなれないけれども努力は
しなくては。怒ってばかりでは疲れますしね。
今日も誠意をもって人に接しないと。
何か参考になれば幸いです。
