トモの頑張ってます!!

ダイエット、筋トレ、ストレッチ、読書、音楽について書いてます

今日はお勧め本。翁問答。

おはようございます。
トモです。

今日は読書のお勧めの日。
中江藤樹の「翁問答」です。

昔書いた代表的日本人の中の一人です。
聖人と称された人で儒学者です。
ただ知識だけでなく行動も一致してたので
知行合一という立派なことをしてた人です。

「翁問答」は弟子と聖人の対話を書き留めたものです。
読むと知識があっても行動が伴わないとどこか歪ができて
誰も感化できないものだと痛感します。

人を動かすにはまず自分からという通りですね。
言うだけならちょっと本を読めば誰でもできますし。
行動を伴わない言葉は重みがなくつまらないもので人に
訴える力がないと思います。

読んで思ったのは日本の宗教はこの時代儒教、仏教、キリスト教
があったはずですが仏教のことは書いてありますがキリスト教
ついては書いてなかったのはなんでだろうと思いました。
仏教の弊害や堕落を見て批判してましたが全てが悪いとは
思ってなかったらしく死ぬ前に校正する予定の前に亡くなって
しまったのでそのまま「翁問答」が出版されたそうです。

仏教の生き方は人間の自然に生きる摂理に反するから勧めて
なかったという。
要するに独身のまま山にこもって修行するのではなく
人間社会においてどう生きるかが大事だというのが
彼の主張です。

だから仏教者で戒律を守らずに堕落してる修行者を見て
そういうことなら修行の意味がないと言ってます。
なぜ独身の生き方をすべきなのかおかしいと言ってます。
自然に逆らうのではなく自然に任せて道を外れないように
生きられればいいということらしい。

これが簡単なようで難しいのでみんな悩んでる。
人間どうしても自己本位になって生きるものですから。
中江藤樹儒教を中心としてますが他の宗教を批判するのは
本意ではなかったらしく翁問答の中で仏教批判した箇所を
直す前に亡くなってしまいました。

元々喘息持ちだったらしく41歳という若さで亡くなってしまい
もっと長生きしてればもっと色々書籍を読めただろうにと
ちょっと惜しい気がします。
今僕は52なのにまだどう生きるかも定かでないから時々
翁問答を読み返して自分の生き方を見直してます。

人としてどう生きるかを説いてるのですがややもすると
人として間違った方向に努力を注ぐことになるから
時々読むとハッとすることが多々あります。
どう生きるかを考えると悩みますがこの本はそんなことに
答えてくれますね。

この人がいなければ日本は今のようにならなかっただろうと
いうと大げさかな。
儒教が中心ですがそれは仏教を最初に学んでたのに
悩みは解消されなかったため儒教を学んで曇りが消えた
からだそうな。

この時代の仏教は堕落してましたしね。
そもそも日本に来たのは中国のフィルターを通して朝鮮から
来た大乗仏教なので真の仏陀の教えは届かなかったらしい。

聖人と称される人はやはり立ち振る舞いから違うらしい。
この問答を書き留めた人も最初見て普通の人とは違うと
人目で分かったそうだ。

中江藤樹の奥さんはお世辞にも美人とは言えず母親に
離縁してはと言われたのに対して女性として一つも
間違った行動はしてないので離縁する理由はないと
突っぱねたそうだ。

でも子供を産んで若くして亡くなってしまいました。
その次の奥さんは美人だったそうです。
でも中江藤樹は喘息で若くして亡くなってしまいました。

この人となりを表現する逸話として医者になりたい人が
いたのだが愚鈍で物覚えが悪かった人がいました。
その人のために医学書を分かりやすいように書物を書いて
理解するまで読んであげたそうです。

これをやるのに何年も手伝ったそうでこの人はめでたく
医者になれたそうですが凄い根気ですね。
僕には無理です。

人のために労力を惜しまない姿勢は見習わないと。
会社でもこういう態度で部下に接しなければ。
肝に銘じて今日も仕事頑張ろう。
見返りを求めない善行は人を感化するんですね。

さすが聖人と言われる人は行動がもう普通の人とは違う。
他人のために労力を惜しまない行動は頭が下がります。
僕も他人は考えずに自分のやるべきことを精一杯
頑張って仕事しよう。

仕事量が理不尽だと言うのはやめないと。
自分のやるべきことに集中して他人と比べることはしないで
頑張って死なない程度に頑張りましょう。

今僕の仕事は何故か僕だけ他のメンバーの何倍もしてるので。
これで給料はみんなより少ないのでイライラしてましたが
そういう考えはやめようと思う。

他人と比べないで自分のやるべきことを精一杯やる。
あとは考えないで正しく生きる努力をしよう。

今週も僕の仕事量は他のメンバーの5倍から10倍でした。
ショートカット教えても両手使ってやってるし片手でやれと
言ってもやってくれない。

これではいつまで経っても自分の仕事量は減らないよ。
人事はどこ見てこの人を入社させたのか疑問です。
他のメンバーも頭抱えてます。

まぁしょうがない。
辞めさせるわけにもいかないだろうから僕ひとり耐えましょう。
人の倍のやろうがそつなくやってみせましょう。

明日は休みだ。
いい日にすべく仕事も頑張ろう。

今日はこの辺で。